全日制 小学部・中学部Fulltime School
日本人学校 校長のことば
アメリカには、文部科学省から派遣された教員による、日本語での教育がなされている日本人学校が4校あり、その1つがこのグアム国際日本人学校です。
令和7年4月1日より校名をグアム国際日本人学校と改めました。私たちは、多文化共生社会であるグアムの地に根差した国際日本人学校として地域に理解された学校であること、「日本の学校文化を背景にした教育システム」を行うことで、世界に通じる国際人として活躍できる子供たちの育成を目指します。
そのためには、日本の教育課程に従い、日本の教育の良さをフルに生かしながら、学習だけでなくいろいろな体験や交流を通して子供たちの感性を磨き、人間力を高め、真のグローバル人材の育成に務められるよう学校環境を整えながら知・徳・体のバランスのとれた人格形成を目指しています。
また、英語圏にあるという特徴を生かして、日本国内よりも英語力を伸ばすための工夫された授業を行っています。それに加えて、進路保障の一環として現地校へ移ったときに、授業についていけるだけの英語力を身につけることも本校の目標の一つとしています。
本校の子どもたちは、多文化の中で自己を育て、言語と価値観を行き来する力が自然に身についていきます。そしてその力が世界をつなぎ、人々を幸せにしてくれることを期待しつつ、私たちは日々の教育活動に邁進いたします。
校長 松浦 敦雄
全日制 小学部・中学部のご案内
グアム日本人国際学校は1989年に開校しました。グアム日本人会により設置され、グアム政府から認可された私立学校であり、文部科学省からも認可を受けた在外教育施設です。本校は、幼稚部、小学部、中学部から構成されています。小学部と中学部は、文部科学省から派遣された教員(派遣教員)と現地採用の教員により、文部科学省の学習指導要領に合わせ、日本国内の学校と同じカリキュラムで、日本語での授業を行っています。
特に国語(日本語)教育には、国内の学校以上に力を入れています。また地元(グアム)の高校に進学する生徒が多いこともあって英語教育にも重点をおいています。小学部1年生から、ネイティブ教師による英語での英語授業を週3時間実施しています(中学部はさらに週4時間、日本人教師による授業もあります)。このことは、日本国内の公立学校と大きく異なる特徴の一つです。ネイティブの先生によって、英語で現地数学を復習の形で教え、担任の先生が補助をする、Mix算数数学も実施しています。
さらに、現地のショッピングモールにて日本文化(折り紙、和太鼓など)を実演したり、児童生徒の作品を展示したりしています。日本人会の秋祭りにも参加しています。運動会やスクールパフォーマンスで披露した踊りや演奏を再び披露して、現地の人たちに喜んでもらっています。現地の学校とも、お互いに行き来して、交流を深めています。
「学びの広がり」を目指して
〇キーワードは「地域の中で学ぶ」
〇英語で学ぶグアム社会
〇学校行事
・TOMODACHI RUN AND WALK
・日本人会春祭り
・修学旅行
「グアム必須の学び」英語力UP
〇英語カリキュラムの工夫改善
・現行の週3時間から週5時間に
・テキストブックの採用
・小1、小2は学級単位で授業
・小3・4年生、小5・6年生、中等部は2コース
(現地ネイティブ教師が指導、 必要に応じて派遣教員も指導)
「学びを継続」進路サポート保障
〇日常からの交流活動
・部活動の奨励
・ボランティア活動の奨励
〇スムーズに移行していく体制
・小6以上全員がシャドウイング
・個別相談、個別指導と私立学校校長間連絡
〇小・中学部が連続したキャリア教育だから可能
「キャリア(career)」は「経歴」「職業生活」といった意味で使われますが、ラテン語の「carrus(車輪)」や「carraria(車道)」に由来しています。ここから「人生の道筋」「職業の道」といった意味が派生しました。つまり、「キャリア教育」とは「人生の道を切り開くための教育」のことです。当校では、キャリア教育の4つの柱①人間関係形成・社会形成能力②自己理解・自己管理能力③仕事の理解・職業観の形成④意思決定能力・将来設計能力を培う教育を目指します。
「日々の学び」パワーアップタイムと年間計画
〇日々の学びを確かにするために
・授業力向上「研究授業」
・パワーアップタイムの充実
・年間行事計画
・次年度学級編成について
・中学部期末テストについて
(学期末テスト⇒単元ごとのテスト+レポート+総合実力テスト)